司会者が結婚式でスピーチを頼まれたら余裕なのか?
今から10年以上前になりますが、司会をする前に働いていた職場の後輩が結婚をすることになり結婚式に招待してくれました。
「司会をしてほしい」と言っていただきましたが、共通の友人も多く、
「ぜひ参列をさせて欲しい」とお願いしました。そして、友人達と余興として映像を担当することになりました。
当日は映像の前振りとして一言メッセージを届けることになり、前振りは私がするよ~と軽く引き受けました。
前振りと言っても、余興として流す映像を紹介する一言です。
日頃、式や披露宴でマイクを持ち現場に立っているので朝飯前だと思いました。
さて、当日。仕事以外で結婚式の参列は久しぶりです。ヘアセットにも行き準備は万全。
いつも美味しそうだと羨ましく見ている婚礼料理も食べることができるし、
ゆっくりと新郎新婦や友人達に触れ合えると意気揚々と会場に着いたのですが、どうも自分の様子がおかしい。
なぜか
ずっと喉の奥に違和感
を感じるのです。前日魚を食べた?その骨が刺さった??えっこんな時に??
大した事はないと思おうとすればするほど、気になって仕方ないのです。
水を飲んでも、トイレに行って喉の奥を探ってみてもどうにもならず。余興が始まるまでずっとこの調子で、魚の骨が気になります。その後、無事に余興の前振りと映像が終わり、ほっとした瞬間
「あれ?魚の骨がない」
と気づきました。
どうやら、魚の骨は緊張からきたものだったようです。この時、司会者歴は10年近く経ち、数百件の現場経験があったにも関わらず、緊張から魚の骨が喉に刺さったような違和感を感じたのでした。
仕事で、プレゼンテーションや営業など人前で話す方も多いと思います。
しかし、結婚式のスピーチは全くの別物です。
特別なスピーチなのです。私の実体験からも言えます。
結婚式で喋りのプロと言われる自分でもこれだけ緊張したのです。
結婚式当日、スピーチをされる方々が緊張して当然です。
堂々と緊張しましょう!(笑)
ただし、緊張で場の空気に飲まれないようにする事は大事です。
本サイトではできるだけ不安を取り除き、緊張をコントロールする方法をご紹介していきます。
プロの司会者も陥る結婚式トラップ、魚の骨ミステリー。結婚式スピーチはたとえプロでも緊張